ある秋の休日

こんにちは。トモアキです。
ある秋の休日のエッセーです。

“Run・乱・ラン”

最近、時々走っている。
走り出して、最初の1キロが一番きつい。
しだいに自分の世界に入っていく。
ふと気付くと、様々な人々とすれ違う。
年配の夫婦。サイクリングの集団。アスリート。家族連れの散歩。

ふだん気付かない発見もある。
急に降り出した雨の心地よさ。初秋に咲く朝顔。肉の落ちた感じ。

空の底が突き抜け、突然の雷雨。地球温暖化の影響という専門家もいる。
その後、こんな風景が広がる。

『後撰集』にこんな歌がある。

「白露（しらつゆ）に　風の吹きしく秋の野は　つらぬきとめぬ　玉ぞ散りける」

白露に見とれ、時が一瞬止まった。